私たちは、社会基盤を支えるものづくり企業として、大正14年(1925)の創業以来、日本の国土づくりとともに歩んできました。その歴史は、コンクリート二次製品の可能性を追求し、常に50年、100年先を視野に入れた技術開発の積み重ねと言えます。私たちに求められる技術は、時代とともに高度になり、同時に多様化しています。21世紀に入ってからは、土木工事全般で環境との調和が求められ、近年は東日本大震災をきっかけに防災・減災への関心が高まっています。また、少子高齢化とともに長期的な労働力不足が課題となる国内の状況に備える必要もあります。こうした時代の流れを受け、私たちはこれまでの常識を超えた強さ、製品一つひとつの高品質、長寿命化を目指す製品づくりはもちろん、工事全体における省人化・効率化を促す仕組みづくりと新しい工法の提案に取り組んでいます。
私たちは、コンクリート二次製品の専門メーカーとして、その技術とネットワークを背景とした総合的な提案力によって、この時代が抱える課題を解決し、これからの社会に貢献していきたいと考えています。そのため、生産設備の拡充とともに、お客さまから最初に声をかけていただける「ファーストコールカンパニー」を目指し、広い視野と確かな知識に裏打ちされた、高い問題解決能力を身につけた人材の育成に取り組んでいます。そして、社員一人ひとりが社会を支える企業の一員としての誇りを胸に、創業100年という大きな節目を迎えることができるよう、日々、新たな挑戦を続けています。
丸栄ホールディングス株式会社
代表取締役社長 棚橋 肇